キャットフードの鹿肉。高タンパクや低脂質、ヘルシーで猫にぴったり!栄養素や注意点

キャットフードの原材料:鹿肉(Venison)

以前まではキャットフードの原材料として鹿肉を使っていたのはオーストラリアやニュージーランドが多い印象でしたが、ここ最近は国産キャットフードへの使用もよく見られるようになりました。ジビエ料理としても人気です。

鹿肉は一昔前までは日本で猟師以外が鹿肉を食べる習慣はあまりなく、ジビエ料理として一部で食べられている程度の消費量でしたが、現在は欧州のドイツやハンガリーでは最高級の肉として扱われ、輸入量も多くなっています。

鹿肉を使用しているキャットフード

猫における鹿肉の栄養とメリット

成分タンパク質22.3g
脂質1.5g
ビタミンナイアシン8mg
ビタミンB60.54mg
亜鉛3.1mg
カロリー(100g)110kcal

高タンパク質・低脂肪でヘルシー

鹿肉は高タンパク質、低脂質、低カロリーな食材です。鹿は運動量が多く、普段から険しい山道を駆けている動物なので、脂身が少なく赤身が多い引き締まった肉質となっています。

カロリーも低く、牛肉や豚肉など脂質が多い肉よりもヘルシーです。

動物性食品の割にオメガ3が豊富

鹿肉には他の動物肉よりもオメガ6に対してオメガ3が多いことも特徴のひとつです。オメガ3はイワシやサンマなどの青魚に多く含まれ、牛や豚など肉類にはほとんど含まれていませんが、鹿肉は比較的オメガ3の割合が高く、脳神経の発達やアレルギー症状の緩和を助ける成分として効果が期待されています。

ビタミンB2が豊富

鹿肉はビタミンB2を多く含み、体内の新陳代謝を活性化させ、疲労回復を促進する効果があります。この他にも皮膚被毛の健康維持にも役に立ちます。

ミラネルや鉄分が豊富

鹿肉は運動量が多いことから体中に酸素を運ぶために働くミネラル成分を多く含んでいます。鉄分においては牛肉、豚肉、鶏肉のどれよりもずっと豊富です。

まとめ

  • 高タンパク・低脂質のヘルシー食材
  • 国産キャットフードへの利用も増えてきた
  • 肉だけどオメガ3が豊富
肉 キャットフード 種類 

キャットフードの肉原料一覧。各動物の栄養素と特徴を比較表でまとめ!

2019年8月14日

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。