尿路結石の原因は?キャットフードの栄養バランスをしっかりチェックしよう

猫の尿路結石とは

猫の尿路結石は、FLUTD(猫下部尿路疾患)の代表的な病気のひとつです。尿路結石は、雌猫より雄猫がなりやすく、その理由は雄猫が雌猫より尿管が細長く、カーブしているためです。

猫の種類では、ヒマラヤン、アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールドなどの純血種が雑種の猫よりかかりやすいという研究結果が出ていて、その他には3歳~5歳の成猫、肥満気味の猫もかかりやすいといわれています。

数日で死に至ることも

また尿路結石に気づかず、尿が出ない状況が続くと尿毒症にかかり、数日で死に至る場合もあります。愛猫の尿が出ていないことに気づいたらすぐにでも病院に連れて行ってください。

尿路結石の原因

猫の尿路結石の原因は相反する原因によるふたつの種類があります。1つ目は尿がアルカリ性に傾くことでできる「ストルバイト」。2つ目は尿が酸性に傾くとできる「シュウ酸カルシウム」です。

ストルバイト結石

尿がアルカリ性になることでおこるストルバイト結石。この場合は尿を酸性に調整しなくてはいけません。

原因はマグネシウムの過剰摂取や水分不足が挙げられますが、初期段階であれば食事で少しずつ、もしくは薬で溶かすことができます。

シュウ酸カルシウム

シュウ酸カルシウムは反対に尿が酸性になることで起こる尿路結石。こちらはナトリウムの過剰摂取などで起こりますが、一度結石ができると溶けないので手術で取り出す必要があります。

尿路結石の症状

トイレの回数が増えた

一般的に猫は1日2回トイレに行きます。この回数が増え、頻尿の場合はしっかりと尿を出せていない場合があります。

おしっこを痛がる

おしっこをしている時に痛がる仕草、声を出していたら既に尿路結石になっている場合があります。

血尿

血尿で色が赤や茶の場合は既に進行していることが考えられます。

毎日の食事をしっかり管理して健康な体作りを心がけよう

猫の尿のpHが傾いてしまう理由は、日頃の食生活に大きく関係しています。

猫が普段食べるキャットフードの中には、カルシウム、マグネシウム、リン、尿酸、ケイ酸などのミネラルが含まれています。このミネラルを過剰摂取することによって、ミネラルの体内数値が上がり、尿のpHバランスが崩れます。その結果、ストルバイトやシュウ酸カルシウムが尿管内に生成され、尿路結石となります。

また、猫は普段からあまり水を飲む習慣がない為、水分不足になると尿の濃度が上がり、pHバランスが崩れて尿路結石になりやすくなるので、十分に注意が必要です。

カルシウム、リン、マグネシウムのバランスは1.2:1:0.1

このバランスが崩れることで尿のpHが崩れて尿路結石ができやすくなります。

もちろんこれで尿路結石にならない訳ではありません。しかし気をつけておくべき最低限のラインとも言えます。

尿管結石は必ず獣医師の診断を受けてください

猫の尿管結石の治療方法は重症度によって変わってきます。軽度の場合には、動物病院から出される薬や尿管結石の猫向け療法食を摂ることで、1カ月ほどで治療可能です。

結石が大きく、重度の場合には動物病院で結石を除去する手術を受け、その後1週間程度入院する必要があります。入院費用は10万円以上かかるので、ペット保険に加入して、いざという時に備えるというのも手です。

尿路結石は再発しやすい病気

尿管結石は再発しやすい病気なので、一度尿路結石になった猫の飼い主は、日頃から愛猫の尿のpHバランスを意識するようにしましょう。