お肉を使った手作りキャットフードレシピと注意点を紹介

市販のキャットフードではなく、愛猫に手作りのキャットフードを与えたいと思った事はありませんか。実際、手作りのキャットフードを猫に与えている人は少なくありません。自分で作ったものなので安全かつ安心というメリットがあります。今回はお肉を使ったおすすめの手作りキャットフードレシピをご紹介します。

キャットフードを手作りするときの注意点

キャットフードを手作りする際、動物性たんぱく質を取り入れることを意識しましょう。動物性たんぱく質にはタウリンが含まれているのですが、このタウリンが猫に必要な主な栄養となります。

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お肉などの動物性たんぱく質6~7割、野菜や海藻3~4割という割合で手作りキャットフードを作ることをおすすめします。

ビタミンAも摂取できると尚良いです。例えば、犬は体内でビタミンAを作ることができますが、猫はそれができないため食事で補う必要があります。ビタミンAは鶏肉や牛肉から摂取できます。また、穀物やネギ類を入れるのは避けてください。穀物は猫の体質によって消化不良や嘔吐の原因になり、ネギ類は赤血球を壊し貧血の原因になります。

鶏肉を使った手作りキャットフードレシピ

材料は鶏肉、にんじん、昆布。鶏肉はモモかササミを使い、お肉が全体の7割を占めるようにします。残りの3割はにんじんと昆布です。いずれも縦横1cmぐらいの大きさにカット。その後鍋に入れ、にんじんが柔らかくなるまで煮ます。

手作りキャットフードに味付けは必要ありません。人間目線の味付けは猫の健康や味覚に悪い影響を与えてしまうので、素材の味だけで十分です。

材料を煮たらそれでできあがり。人肌に冷ましてから食べさせましょう。盛り付けたとき煮汁も少し入れてあげると食いつきが良くなります。もし食いつきが良くない場合は、煮ているときに寒天やくず粉でとろみをつけてみましょう。

牛肉を使った手作りキャットフードレシピ

キャットフードを手作りする場合、ツナに食感が近い鶏肉が使われることが多いですが、牛肉でもキャットフードは手作りできます。

用意するのは薄切りの牛肉の赤身、にんじん、きぬさや、ひじき。お肉が7割、他の材料が合わせて3割になるようにします。

牛肉がないからといって豚肉を使うのは避けてください。豚肉は寄生虫などの問題で猫の健康を害する恐れがあります。また、野菜は他のものを代用しても大丈夫ですが、ネギ類は健康上良くないため避けてください。

牛肉の赤身はできるだけ小さく切ります。他の材料もみじん切りにしてください。それらを混ぜ合わざれば完成。カルパッチョ風です。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。