2007年アメリカで発生!キャットフードの大量リコール事件

ペットフードの大量リコール事件

こんにちは!キャットフード勉強会会長の鈴木です!

普段、皆さんは愛猫ちゃんにどのようなキャットフードを与えていますか。そのキャットフードに含まれている食材や成分は、愛猫ちゃんの健康にとって、どのような効果や影響があるのかご存知でしょうか。キャットフードに含まれている食材や成分によっては、愛猫ちゃんの健康に害を及ぼす場合もありますので、しっかりとチェックする必要があります。

今回は2007年にアメリカで発生した多くの猫ちゃんが亡くなったキャットフードの大量リコール事件について一緒に勉強していきましょう!

事件の発覚について

キャットフードをはじめとする、ペットフードのリコール事件が起きたのは、2007年3月中旬のこと。同年2月から、カナダの大手ペットフード製造会社のメニュー・フーズ社が製造したウェットタイプのキャットフードやドッグフードを食べたことにより、猫ちゃんやワンちゃんが腎臓病を発症したというクレームが多数寄せられ、事件が発覚しました。

原因は?

この事件の原因は、メニュー・フーズ社が中国企業から輸入していた小麦グルテンやライスプロテインの中にメラミンが混入されていた為、発生しました。この中国企業は意図的にメラミンを混ぜ、重要な栄養素となる、たんぱく質の量を多く計測し、見せかけを良くして
メニュー・フーズ社に販売していたのです。

大量のリコールが発生した理由

この事件を起こしたメニュー・フーズ社は、北米最大のペットフードのOEM企業だったので、ペットフード販売メーカーのキャットフードやドッグフードを多く製造していました。その結果、被害が拡大し、190メーカーに及ぶ大量のリコールが発生しました。

最終的にどれぐらいの被害が出たのか?

アメリカ食品医薬品局の調査では、メラミンが混入されていたキャットフードやドッグフードを食べたことにより、少なくとも1950匹の猫ちゃんと2200匹のワンちゃんが亡くなったと報告されています。

この事件は未然に防ぐことはできなかったのか?

この事件の大きな問題点は、キャットフードやドッグフードの販売メーカーが原材料の管理を外部の企業に全て任せっきりにしていたことが挙げられます。この事件を境に、多くのペットフードの販売メーカーが原材料の管理を自社で行い、製造についても、自社工場を建設し、製造から販売まで全工程を一貫して自社で行うメーカーが増えました。その結果、この事件以来、現在までこのような大量のリコール事件は日本をはじめ世界のどの国で起きていません。

<キャットフード勉強会会長 鈴木より>

今回、2007年にアメリカで発生したペットフードの大量リコール事件について学んでいきました。この事件をきっかけに、ペットフードの安全性に対して関心がより高まり、日本でも後にペットフード安全法の制定に繋がっていきます。