キャットフードを変更するケース、変更時の注意点を紹介。

猫の成長に合わせて年齢に合わせたキャットフードに変更

キャットフードの買い替え時期として、まず最初に上げられるのが愛猫の成長に合わせて買い替えることだと思います。

一番最初は1歳になった頃の、幼猫用のキトンから成猫用に変える時だと思います。

キトンと成猫用の違い

キトンは幼い猫が必要な豊富なエネルギーや栄養素をしっかり含んだキャットフードになっています。

それに比べて成猫用は適量のたんぱく質や、尿路結石に注意した配合など、成長期が過ぎた成猫にとって必要な栄養素を含んだキャットフードになっています。

このようにドライフードだけでも3歳や5歳、8歳などかなり細かく分かれて販売されており、それぞれに配合を変えて猫の体調に合わせて作られています。

長毛や肥満など猫の状態に合わせたキャットフードに変更

長毛種であれば毛を舐めることで体の中にキャットフードが溜まるスピードが短毛種よりも早くなります。

特に夏場など暑くなってくると抜け毛が増えることもあり、適切なケアを考えて、ヘアボールタイプへの変更が考えられます。

また、食べ過ぎによる肥満の傾向がみられる場合には、ダイエット専用フードなどに切り替えて、普段の生活から見直すケースもあります。

こうした猫の状態に合わせたキャットフード選びは、愛猫が生きている間は常に考えられる変更のタイミングです。

他にいいキャットフードをみつけた時

ネットサーフィンをして、とにかく愛猫に良さそうなキャットフードを探している方は大勢いらっしゃいます。

キャットフードは国内だけではなく、世界中で開発、製造、販売されていることもあり、数えきれないほどの数が販売されています。

きっと今よりもいいキャットフードを見つけることもできると思います。

また、知らなかった情報に出会って、それを叶えるキャットフードに出会うこともあるでしょう。

病気などで療法食へ変更

例えば猫は食べるものが原因で尿路疾患などの病気にかかることもあります。

最近トイレの回数が多くなった、反対に全くおしっこが出ていないなどの症状が出ている時は尿路疾患を疑い、獣医に診せる必要があります。

尿路疾患の症状、原因、治療、予防法についてはこちらの記事を参考にして下さい。

こうした病気の場合は摂取するキャットフードも病気に合わせたものへと制限されます。

ペットフード変更時は健康への配慮が必要

キャットフードの買い替えによって、下痢などの症状が多くなったなど、健康の変化が見られるようになった時は注意が必要です。

同じようにみえるドライフードでもメーカーごとに配合されている材料や成分が異なるので、その変化で下痢を起こしやすくなることもあります。

そうした時は一度に多く与えず、以前与えていたものを混ぜたり、少量ずつ与えたりするなどして、猫の体調を見ながら変えていきましょう。

また、買い替え時期にはこれまで気がつかなかったアレルギー反応が見られることもあります

サーモンからチキンへと主原料の変更や、穀物の有無などでアレルギー反応が現れることがありますので注意しましょう。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。