キャットフードに含まれるビートパルプは便秘の原因になる!?

ビートパルプは甜菜の搾りのこと

キャットフードに含まれるビートパルプが猫に与える影響とは?

キャットフードのパッケージ裏面にある原材料名の欄に『ビートパルプ』というものを見たことはないでしょうか。

このビートパルプ、あまり聞き慣れないものだし、一体どんなものか?また、猫ちゃんがビートパルプを摂ることにより、どんな影響があるのか、私なりにまとめてみました。

キャットフードに含まれるビートパルプとは?

ビートパルプとは、砂糖の主原材となる甜菜(てんさい)から砂糖を抽出した後に残る搾りかす(天然の食物繊維)のことで、主に乳牛など家畜用の餌として使用されています。

このビートパルプは、水に溶けづらく、腸内の働きを活性化させ、便通をよくする特徴があります。

しかし、肉食動物の猫ちゃんにとっては、ビートパルプのような食物繊維を含んだ繊維質を摂り続けると、便が硬くなってしまうだけでなく、便秘の原因にもなってしまうので、ビートパルプを摂るときは注意が必要です。

なぜ、キャットフードにビートパルプが含まれているのか?

前述した内容から、猫ちゃんの健康にとって、ビートパルプを摂る必要はないのでは?と思う方もいらっしゃると思います。

では、なぜキャットフードにビートパルプが含まれているのか?その理由は大きく2つあります。

・キャットフードの量をかさ増し

ビートパルプは甜菜の搾りかすなので、安価で購入可能。キャットフードの製造元は内容量をかさ増しする為に、ビートパルプを使用しています。

・猫ちゃんのうんちが硬くなり、飼い主さんの処理が楽

ビートパルプの影響で、うんちが硬くなるので、飼い主さんにとってはうんちの処理がとても楽になります。

このように、甜菜の搾りかすで、栄養素がほとんどないビートパルプをキャットフードに使用しているのは、製造元の都合といっても過言ではありません。

ビートパルプが猫ちゃんに与える影響とは?

ビートパルプが猫ちゃんに与える影響は下記のようなケースが挙げられます。

・便秘になりやすい

ビートパルプは水に溶けにくい為、猫ちゃんがビートパルプを含んだキャットフードを食べ続けることで、うんちは硬くなり、便秘になりやすくなるでしょう。また、便秘が悪化すると、痔になるリスクもあるので、猫ちゃんの便の状態には日々注意を払いましょう。

・栄養素がきちんと摂れていない

ビートパルプは、ほとんど栄養素を含んでいない為、ビートパルプの摂取量については、栄養素が常に不足してしまいます。その不足した栄養素については、猫用のサプリメントで補うか、ビートパルプを含まないキャットフードに切り替えるかなどして、対応していく必要があります。

・ビートパルプに硫酸が残っている可能性がある

甜菜から砂糖を抽出する際、効率性を重視し、硫酸系の薬品を使用することがあります。その際、硫酸がビートパルプ(搾りかす)に残っていると、内臓や神経に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

まとめ

・ビートパルプは甜菜の搾りかすで、主に家畜用の餌として使用されている
・ビートパルプはキャットフードのかさ増し用として使用されている
・ビートパルプは水に溶けにくい食物繊維の為、猫が摂り続けると、便秘になりやすい